2型糖尿病の体験談|血糖値の数値が管理値を超え受診指導

【女性・44歳・160センチ・48キロ】
今から10年前、私は結婚をして1歳の息子を出産後も職場復帰して毎日朝から晩まで働いていました。

家に帰ってからは家事や育児に追われる生活で、毎日疲労感でいっぱいでした。

そのころは睡眠不足や過労で疲れがとれにくいのだと思っていましたが、今思うとそれが糖尿病の初期症状だったのかもしれません。

疲労感とともにだんだん頻尿になったり、のどが渇くようになりましたが、それも特に気にすることなく放置していました。

ただダイエットをしていないのに体重が減りだしてからは、これは少しおかしいと思い病院を受診したところ、2型糖尿病だという診断をされました。

糖尿病というと肥満の人がなるものだと思っていたので、まさか自分が糖尿病だとは思わず、そう診断されてもピンときませんでした。

ただのどの渇きや疲れやすい、頻尿、体重減少というのは高血糖の状態が続いて起こる症状なので、典型的な糖尿病の症状だと言われ納得することができました。

私の場合、まだ合併症も起こっていない初期の糖尿病ということで、血糖コントロールを行う食事療法を行いました。

2型糖尿病は膵臓が弱っているらしく、膵臓の負担を軽くするため炭水化物を控えた食事をとるようにし、適度な運動を毎日行うようにしました。

私はパスタや白ご飯など炭水化物が大好物でしたが、このまま症状が重くなってもしものことがあったらと思うと、子供のためにも頑張ることにしました。

最初は炭水化物がない食事は物足りなく、空腹との戦いでもありましたが、だんだん胃がなれてきたのか空腹感もなくなりました。

またそれまでは毎日野菜ジュースを飲んでいましたが、糖質が多いことがわかったのでのどが渇いた時には白湯を飲むようにしました。 またなるべく間食を控え、1日のエネルギー摂取量を気にした食事を心がけるようにしてからは、それまでののどの渇きや疲労感などはなくなり体も軽くなったような気がしました。

糖尿病を改善させるには、食事だけではなく運動も大事なので、毎日1時間ほどウォーキングをして体を動かすようにしました。

今思うと、糖尿病を発症した頃は、仕事と家事・育児に追われてストレスがたまった上に、運動不足が続いていました。

職場には仕事で行っていましたし、デスクワークだったのでほとんど動くこともなかったので慢性的な運動不足になっていたように思います。

糖尿病が発覚してからは、仕事の量も減らし家事や育児を夫にも協力してもらうようになったので、ずいぶん精神的にも楽になりました。

2型糖尿病と診断されてから10年が経ちますが、今のところ症状は悪化することもなく、血糖値も安定しています。

ただ糖尿病は一生つきあう病気だということなので、今でも食事に気をつけて適度な運動は続けています。

私のように痩せ型でも糖尿病になる人というのは、筋肉量が低下しているので筋肉の量を増やすことも大事だということで、ウォーキングにプラスして週に1回スイミングも続けています。
【61歳男性:身長172cm、体重67kg】
15年ほど前に会社の健康診断で、血糖値の数値が管理値を超え受診指導を受けました。

本人としては『慢性の眠気』『怒りやすい』状態を感じていましたが、健康診断結果が届いて会社の保健婦さんから受診の必要性の説明を受けたとき「俺も糖尿病を発症したかぁ」と思いました。

祖父も父も糖尿病で長期の投薬と食事制限をしており、体質は遺伝しているだろうと漠然と思っていました。

ともかく睡眠時間に関係なく眠気に襲われ、どこでもいつでも状況が許せば眠り込んでいました。

子どもからは「お父さんの趣味は寝ることだね」と言われていました。

あとチョットしたことで怒りが芽を吹き、短時間で膨れ上がり爆発していました。

子どもの頃から『瞬間湯沸かし器』と親からも言われていたくらい気が短い性格でしたが、それまでの一過性の怒りではなく繰り返し増幅する怒りに囚われることが増えていました。

現在も継続受診している医師から最初に言われたことは「あなたは糖尿病です!このことを自覚してください!!」

「既に境界型の領域を超えた数値で、投薬および生活習慣の改善が急務です」でした。

まず食事スタイルの聞き取りから始まりました。

私の育った家は、父の仕事の関係から朝食と昼食を10時半頃にまとめてとる一日二食のスタイルでした。

私も結婚するまでは昼食と夕食の二食が定番の食事パターンでした。

結婚してから朝食をとる生活が始まり、なぜか体重が増えていきました。

65kg台だった体重は74kgまで増えていました。

医師からの指導は「一日1600kカロリーに制限すること。当面は三食の食事内容をグラム数とともに記録すること」でした。

食品の換算用の冊子を渡され、毎日の記録が始まりました。 HbA1cはこのとき8.5でした。

運動は机上職のため夜の散歩程度が可能との判断から、一日一万歩の目標に向かって身体を動かすことから始めました。

薬は食前の糖の吸収を遅らせるものと、食後の血糖値の上昇を抑えるタイプのものが処方され、これは現在もその時の血液検査結果により医師と相談しながら組み替えています。

この指導に基づいて三年ほど経過しましたが、糖尿病の標準食のバランスを守っていましたが血糖値は下がらずHbA1cも7.8で下げ止まってしまいました。

食後血糖値は300程度でこれも下げ止まりでした。

そこで医師に思い切って「標準食では糖質が多い気がします。カーボカウントして糖質の量を減らして経過を見たい」と相談してみました。

医師は「むやみに減らすのは勧められないが、カウントしながら少しずつ変化を見てみましょう」と了承していただけました。

糖尿の標準食でカロリー比率の約半分は糖質をとることとなっていますが、これをまず40%に減らしました。

HbA1cは7.2に下がりました。

つづいて糖質の比率を30%に減らしたところHbA1cは6.8まで下がり、この比率は現在も継続しています。 現在HbA1cは7前後で推移しています。

歩行の効果についても『食後20分以内に800m以上歩くと、血糖値の大きな上昇が抑えられる』ことが経験値の中から分かってきました。

血糖値の簡易計測器で食後30分の値を繰り返し計測し、グラフ化したところから見つけ出した内容ですが、これは私のデータであり汎用性については検証されていません。

それでは『眠気』と『怒りやすさ』はどうなったでしょう。

まず眠気については、食事の糖質の量が大きくかかわっている傾向が分かってきました。

食事制限中でもつい羽目をはずして炭水化物を食べてしまった次の朝は、体がだるく眠気が抜けずに目覚めが悪いのです。

昼食にとりすぎると、午後の仕事中に大きな眠気に襲われます。

これも私の経験値の範疇ですが、糖質は眠気と相関する性質があるようです。

怒りやすさですが、糖質を標準値より減らしてからはほとんど感じたことがありません。

息子からも「小学5年までは、おっかないだけの人だった」と言われ、それ以降は怒鳴られることが無くなったとも言われました。

そのタイミングは、糖質の比率を減らした時期と一致しています。

今はHbA1cが安定して変化が見られないので、医師とインシュリン注射によりベースを落とせないか相談中です。

生活状態が安定している現在の状況なら、HbA1cを落とせればその数値で安定していけるのではないかという考えです。

あと体重を64kg台まで減らすことにも挑戦しようと検討しています。

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