身近であった人工透析の体験談|進行することはあっても回復はしない

【男性・27歳】
私は現在27歳で大阪でリハビリ職種として勤めています。

私の進学した学校にはリハビリ専攻科以外にも普通科もあるため色んな人が集まっていました。

その中で7つ年上の方と仲良くなり、お互い卒業後も交流がありました。

その人は当時学生の頃は遊んでおり、暴飲暴食もよくありました。しかし社会人になってからもそれは続き一時期とても太っていました。

しかし仕事が楽しい・生き甲斐だと語る友人は仕事のストレスや負担を食事で発散していました。

そのため心配する声もありましたが、気にせず食べ続けていたようです。

そんな友人が糖尿病になり、そこからの腎機能障害を引き起こしました。

友人は以前から糖尿病予備軍と言われて生活習慣の見直しも健康診断で言われ続けていました。

しかし無視してひどい生活を送った結果でした。

友人は週に3回、四時間程度の透析を余儀なくされました。

当然これまでのように仕事はできなくなりました。食事内容も指導を受け、いままでのストレス発散(食事)がストレスに代わり、精神的にも荒れていきました。

さらに透析が必要になるまで腎機能が低下すると自然回復は難しく、これから先も透析はし続けなくてはいけなくなりました。

今まで仕事を中心に生活していた友人にとって、仕事がまともにできない透析中心の生活は耐えられないと泣いていました。

また透析が始まると毎度針を腕に刺されて血液を濾過するため、痛いと言っていました。

透析中はあまり動けないため退屈で苦痛・透析後は体調不良(日によっては翌日も)など辛いことが重なりました。

そしてこれから先行き続ける限り延々と続くため自暴自棄になる時期もありました。

幸い職場が考慮してくれたため、時短勤務とし、夜からの透析を受けられたことでクビにならずに済んでいます。

しかし重要な仕事は回されず、出世ポストからも外されるなど、透析があるだけで友人の人生は大きく代わりました。

好きな仕事も食事もまともにできず、週三回の苦痛を一生味わう日々です。

透析になる前、いつか結婚して子供もほしいと言っていました。

しかし透析が始まってからも憧れはあるがそれも叶わない夢だと話していました。

友人の場合、周囲の注意を無視し続けた結果のため自業自得とも言えます。

しかしあまりの変化に周りからみてもあまりにかわいそうです。もし誰かがもっと注意したり止められていれば変わっていたかもしれません。

治る病気であればもう少し希望もあったかもしれません。しかし進行することはあっても回復はしないため友人のこれからが心配です。
【40歳・女性】
私は、現在40歳の会社員で三十代前半ぐらいに介護施設で勤務していたことがあります。

その時の利用者で人工透析されていた方がいましたので、その方についてお話しします。

その方が女性で年齢は85歳でした。認知症を患っておりましたが、日常的な会話はほぼ問題無く出来る方で他の利用者とも楽しく会話されていた方です。

しかし、認知症は軽度なものの歩行は困難で自力歩行はかろうじて出来るものの、長距離移動は車椅子を使っていました。

その方は、看護師の話に依ると腎臓が悪化しているそうで、人工透析をえざるを得ない状況に陥っていました。

なので、週に2度の割合で施設近くのクリニックに行き、人工透析を実施されておりました。

我々、職員の役割としては、その方を車椅子に乗せて、クリニックまで送って、クリニック内のベットに寝て貰うところまで介助しました。

そして、人工透析が終わる約三時間後にその方を迎えに行くという役割を担っていました。

我々スタッフも多少の負荷はありましたが、週に2度もクリニックに通って、体内の血液を入れ替える必要があるその利用者はもっと大変だったと思います。

その方は、人工透析を行った直後は元気にされていたものの、施設内では急に食事がのどを通らなかったり、貧血気味で寝たまま起きてこなかったりしていたので、見ていて苦労している人だと思いました。

その方は、若い頃は茶道や散歩など趣味が多彩なだけあり、それらが思うように出来なくなってしまっていることを考えると、施設で退屈しているのではないかと心配しておりました。

しかし、話しかけると気さくに受け答えをしてくれたので、あまり悩んでいないのではと思っていましたが、これはどんでもなく私の思い込みでした。

他の職員の方の話を聞くと、その利用者は一見明るく見えるけど、内心は人工透析等で自分の時間が削られているので、辛い思いしていることを初めてその時に知りました。

やはり、人前では明るく振る舞っていなくてはならない、悩んでいる自分を表ざたにしてはいけないという精神が働いていたそうです。

人は老人になると、機能障害になるとはいえ、ブライドだけは残ってしまうので何かを出来なくなったしまった自分との闘いになると思います。

なので、近い将来は人工透析を始め、拘束時間が長い治療でなく出来る限り短時間で出来るような医療技術が発達すれば、高齢化社会にとって良い対策になるのではと思いました。

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